第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(205)


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(205)

 
—————————【205】————————————————

C'est  à  une  jeune  fille  certainement  qu'il 
pensait  la nuit,  comme  un héros  de roman.
Et  j'avais décidé  de lui en parler,  bravement,
la première fois qu'il m'éveillerait...     


——————————(訳)—————————————————

モーヌがその夜、思い馳せていたのは、自分を
小説の主人公に見立てて、ひとりの女の子を
登場させていたものか何かだったのだろう.
それで私は決心した.モーヌが私を呼び起こす
ことになる初回には、勇気を出して彼にこの
ことを話してみようと...


..—————————⦅語句》—————————————————
            
certainement:(副) ❶確実に、確かに、きっと
         ②もちろん              
éveillerait:(条件法3単) <éveiller (他) 呼び覚ます

 

..————————— ≪感想≫ ———————————————

本日の段落も破格文法で綴られています.本来なら
je crois que の中に文を入れるか、地文だけで書くのなら
条件法過去か、直説法ならdevoir の過去形dû を用いて
過去の推量であることを、はっきり示すべきところ.
外国人の私たちには是非そうしてもらいたいところで
すが、本国人同士なら、これでもわかり合えるのでし
ょう  推量であることを、certainement で1本、大黒柱
として支えさせています.
 喫茶店には1本の脚だけのテーブルなんてものは、
ざらにありますが…