第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(282)


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(282)

 
—————————【282】———————————————

Parfois,   il  s'arrêtait,   écoutait  ——  et  repartait.   Un        
instant,  il  crut  entendre  un  bruit  de  voiture; mais   
ce  n'était  qu'un   tombereau  cahotant   qui  passait  très
loin,   sur  une  route,  à  gauche...


———————————(訳)——————————————————

時おり、彼は立ち止まった.耳を澄ませた.—— そし
てまた走り出した.一瞬、彼は馬車の音が聞こえたよう
に思えた;しかしそれははるか遠く左手の街道をがたが
たと音を立てて走る荷馬車に過ぎなかった.

 

..——————————《語句》—————————————————

repartir (自)再び出発する.repartir 自体には「走る」と
     いう意味はありませんが、「していたことを
     再び始める」という意味がありますので、こ
     こは「また走り出した」と訳しても大丈夫だ
     と思います.      
crut:(単純過去3単) <croir (他/自) 思う、信じる            
tombereau:[トンブロー](m) 荷車(後部を傾けて積荷を
    下ろす馬車)、荷馬車        
cahotant:(現在分詞)
    <cahoter [カオテ](自) (車が) 動揺する、
    がたつく