第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(260)


さすらいの青春(260)


————————【260】———————————————

   ——Par la route, je ne saurais pas vous dire au 
juste; mais par la traverse il y a trois lieues et demie.  »


—————————(訳)—————————————————

  ——街道をゆくなら正確にはわからないけどね;
でも間道なら3里半ですよ.」

 

..————————⦅語句》————————————————
        
route:(f) (都市を結ぶ)道路、街道;
   route de Strasbourg / ストラスブール街道
   route de Koshu / 甲州街道
   route de Tokaido / 東海道
traverse:(f) 近道、間道      
lieue:里(昔の距離単位で偶然にも日本と同じ約4キロ)
      faire cinq llieues en une journée / 1日に5里行く 


.————————— ≪感想≫ ———————————————

婦人の言葉の締めくくりに » が使われていますが、こ
のカッコの開く« この記号は257 段のモーヌのセリフ
から始まっていました:
 « Le boulanger de quel pays ? ......
そしてようやく今回の婦人のセリフで閉じられました… 
...lieues et demie. »
馴れない私たち日本人には、忘れたころにカッコ閉じる
が来るので、そのつど「何じゃこりゃ?」となります.

まあ、しかし今後とも、 » の置かれる場所は無視して
訳文のほうは日本式にセリフ毎に「」を使います.