さすらいの青春 (225)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
—————————【225】—————————————
La jument, depuis un instant, avait cessé de
trotter. D'un coup de fouet, Meaulnes voulut lui
faire reprendre sa vive allure, mais elle continua à
marcher au pas avec une extrême lenteur, et le
grand écolier, regardant de côté, les mains
appuyées sur le devant de la voiture, s'aperçut
qu'elle boitait d'une jambe de derrière. Aussitôt il
sauta à terre, très inquiet.
——————————(訳)———————————————
馬はついさっきから速歩をやめた.鞭をひと打ちして
モーヌは馬の生き生きとした速い歩調を取り戻したいと
思いました.しかし馬の歩調は極端に遅くなりました.
それで転入生のモーヌは、両手を車の前に支(つか)えて
馬の側面を見ると、後ろ足を引きずっているのに気づき
ました.とても心配になって彼は地面に飛び降りました.
..—————————⦅語句》——————————————
fouet:(m)[フエ] ❶ 鞭; ② 泡だて器
allure:(f) ❶歩きぶり、足どり、❷速度
lenteur:(f) 遅さ; parler avec lenteur / ゆっくりしゃべる
<lent(e):(形) 遅い、のろい
marcher à pas lents / ゆっくりした歩調で歩く
écolier:(名詞) 初心者、新米;ここではモーヌの言いかえ.
新米と言っているのはモーヌが新参者の転校生だから.
côté:(m) 側、側面; de côté:斜めに、わきに
appuyées:<appuyer (他) [sur に] もたせかける、
押しつける;
Elle a appuyé sa tête contre mon épaule.
彼女は私の肩に頭をもたせかけた.
, appuyer ses coudes sur la table
テーブルに肘をつく
devant:(m) 前、前方; pattes de devant / (動物の)前足
devant d'une maison / 家の正面
devant d'une voiture / 車の前部
chambre sur le devant / 表通りに面した部屋
s'aperçut:(単純過去3単) <s'apercevoir
boitait:(半過去3単)<boiter (自) ❶ びっこを引く、
boiter du pied droit / 右足でびっこを引く
② ぐらつく、不安定だ
aussitôt:(副) ただちに、すぐ
inquiet(ète):(形) ❶ 心配な、不安な.
②[文語] 落ち着かない
sauta:(単純過去3単) <sauter (自) ①跳ぶ、飛び上がる
②飛び越す;❸飛び降りる、飛び込む
sauter un fossé / 溝を飛び越す
——————————《雑談》———————————————
同じ記事は別のブログで上げることもあります.以前
はmixi ブログに上げていたのですが、いたずらされる
ようになってから、こちらのブログにお世話になるよう
になりました.
そのmixi にせっせと投稿していたとき、同じくフラン
ス語の学習者さんから、コメントをいただいておりまし
た.
中でも印象的だったのが、「ブログで学習するのは、きっ
と身につくことでしょうね.多くの人が見ていると思う
と、ええかげんなこと書けないですし ...」
その時にコメントに返事を書いたのでした.「それはい
いのですが、文字を口に出しながらキーボードを打つの
で、どうもうまくいかない.「メ」と唱えると、mais な
のかmes なのかわかりにくい.そこで文字を棒読みしな
がら打つので、mais は、「マイス」と声に出しながら打
つ.Meaulnes (モーヌ)の場合は「メアウルネス」と発
声しながら打つので、おそらくフランス語会話の能力は
アップするとは思っていない.通じるとしたら、ローマ
時代のラテン語を話していたフランス人かも!」
ところでローマ時代の日本は弥生期に当たるようです.
どんな日本語だったでしょう?検索してみました.
こういう風になるらしいです.
お父さん お母さんは 田や畑に出たり
海へ漁に行きます (現代日本語)
父 母は あるは 田 また 畑にいでたち
あるは 海にてすなどりす (上代日本語)
ティティ パパパ アルパ タ マタ パタカイ
ニ インダイタティ アルパ ウミニティ ツゥ
ナンドリ ツゥン (弥生語)
もうほとんど外国語ですよね.さらに検索を続けまし
たが、残念ながら縄文期の日本語についてはまだまだ
わからないことが多くて、文例を得ることはできませ
んでした.
まあ、ローマ帝国以前のフランスがどんなものだっ
たか、それはわかりません.教科書ではフランス語
は俗ラテン語から生まれたと言っているので、まだ
この世に誕生していなかったのでしょう.
尚、フランス語という定義が「パリ周辺で話されて
いたラテン語」ということですから、フランス語はロ
ーマ帝国と共に歩み、ゲルマン民族を迎え入れ、西ゲ
ルマン語の影響を大きく受けた言語だということでし
ょう.
土地が言語を産むのであれば、カエサルの時代には
ケルト人がフランスに住んでいたので、その民族に起
源を求めるのかも知れないが残念ながら、この民族の
ことはよくわかっておらず、起源にしてももっと東の
中央ヨーロッパだと言っているので、フランス語の起
源とは無関係のようです.