さすらいの青春(169)
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L'autre ricana:
« Oh ! cria-t-il. Parce que tu es resté trois jours
échappé, tu crois que tu vas être le maître maintenant ? »
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相手はあざけった:
「ははーん」と彼は叫んだ.「3日間も逃亡しておいて、
今度は先生気取りかい?」
.—————————⦅語句》————————————————
L'autre:もう一方の人、つまりジャスマン・ドルーシュ.
直前の発言者がモーヌなので、そう解釈します.
直前の発言者がジャスマン・ドルーシュだったら、
ここは彼の連れの生徒の発言になります.
フランス語は何度も固有名詞を使うのを避けます.
il とすれば、それこそ誰の発話なのか曖昧になります
のでautreを用いています.
ricanta:(単純過去3単) <ricanter (自) あざ笑う、冷笑する
échappé:(過去分詞) <échapper (間接他動詞)[àから]逃れる
完了形の助動詞は「動作」表現ではavoir、
「状態」表現ではêtreを用いる.
tu crois que tu vas être le maître maintenant ? :
今度は先生にでもなろうって言うのかい?
tu crois ~(~とでも言うつもりかね?)挑発的な言葉です.
maître (maîtresse)は「先生」ただし小学校の教師を指します.
現代フランス語ではinstituteur (institutrice)を用いるようです.
尚、中学校以上の先生にはprofesseur (男女同形)を使います.