第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(24)

さすらいの青春(24)


—————————【24】———————————————————

Dans le bourg, il n'y eut plus alors de vivant que
le café Daniel, où j'entendais sourdement monter
puis s'apaiser les discussions des buveurs. Et, frôlant
le mur bas de la grande cour qui isolait notre maison
du village, j'arrivai, un peu anxieux de mon retard,
à la petite grille.


—————————(訳)———————————————————

町の中は、そのころ、人の気配があったのは酒房
ダニエルぐらいのもので、そこでは密かな低い
声が立ち上がり、またその声が酒飲みたちの
討論をなだめたりしていた。
私たちの家と村を分け隔てている運動場の低い
塀に触りながら、私は遅くなったんじゃないかと
少し心配しながら、鉄格子の門まで帰ってきた。


—————————《語彙》———————————————————

bourg (m)市場町、町 (既出)
二度目なので詳しくいうと、
    町というのは、市の立つ町のこと。規模は
    ville(都会)とvillage(村)の中間。
vivant  生きた人間
sourdement (副)にぶく、密かに
s'apaiser 静まる、おさまる、落着く
apaiser (他)(人を) なだめる、落着かせる
frôlant < frôler (他)軽く触れる、かする
     ② かすめる、すれすれに通る
     ③ 危険などを危うく免れる 
isolait < isoler (他)孤立させる、引き離す、隔離する
anxieux(発音は、アンクシュー)(形)不安な、心配している、
grille (f)鉄格子、鉄柵
bas(se)(形)低い
grande cour (f)運動場、(学校の)グラウンド