第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(48)

さすらいの青春(48)


———————————【48】—————————————————

« Tiens, dit-il, j'ai trouvé ça dans ton grenier.
Tu n'y avais donc jamais regardé. »

Il tenait à la main une petite roue en bois noirci ;
un cordon de fusées déchiquetées courait tout autour ;
ç'avait dû être le soleil ou la lune au feu d'articife du
Quatorze Juillet.


———————————(訳)———————————————————

 「ほら、これはさ、君の住居の屋根裏部屋で見つ
  けたんだぜ。今まで見たことなかったのかい?」

彼は手に小さな煤けた木材製の円盤状のものを持って
いました;
周囲にはずたずたの紐が巻かれていました。
それは、革命記念日に使った太陽花火か、月花火に違い
ありませんでした。


————————————《語句》——————————————————

Tiens (相手の注意を促して)ほら、あのね、そら、
roue (f) 車輪、歯車、円盤(状のもの)
    ここでは、おそらく円盤状の花火、ただし語り手の
    私はまだ何なのか、わからないため、円盤と訳しました。
noirci <noircir  黒くする、よごす
    se noircir 黒くなる、よごれる
en bois 木でできた、木材製品の
cordon (m) ひも 
fusées < usée (f) ロケット、ロケット弾
feu d'articife 花火
   lancer une fusée vers la blune. 月にロケットを打ち上げる
déchiquetées < déchiqueter (他)(細かく)刻む、ばらばらにする