第10教室:さすらいの青春(フランス語学習日記)

『さすらいの青春』を読みながらフランス語の学習をしましょう.ぜひご一緒に!

語学学習日記(フランス語学習) さすらいの青春(27)

さすらいの青春(27)


—————————【27】——————————————————
        
Elle était petite, coifée d'une capote de velours noir à
l'ancienne mode. Elle avait un visage maigre et fin,
mais ravagé par l'inquiétude ; et je ne sais quelle
appréhension, à sa vue, m'arrêta sur la première marche,
devant la grille.


—————————(訳)———————————————————

その女性は小柄で、古い流行だった黒色のビロード製の
カポート帽をかぶっていた。ほっそりとした痩せ顔で
心配のためか、やつれていた。
この様子を見て、どう理解していいか、わからなくて、
私は柵の前の石段の1段目で立ち止まった。

 

—————————《語彙》———————————————————
           
capote (f)カポート帽
   (婦人・子供用のアゴひも付き縁なし帽)
coifée de(過去分詞女性形)~の帽子をかぶった 
 < coifer [de を] かぶらせる
maigre (形)やせた
fin ほっそりした
ravagé (形)①荒廃した、② やつれた
inquiétude (f)不安、心配
maigre et fin は男性形なのでun visage にかかっている。
身体の細さではなく、顔つきのほっそりしたという意味
(elle était ではなく、elle avait であることからも、身体の形用ではない)
marche (階段の)段、ステップ、踏板、踏みずら、